2008年04月27日

コンプレックスが人を完璧にする

私達人間は、成長していく過程において、様々な劣等感を持ったり、自分でも無意識のうちに深く傷ついたりすることがあります。

それは、幼い頃に友達の言動から傷ついたり、また大人になった今でも、他人の(その人にとっては)些細な言動からコンプレックスを感じてしまうこともあると思います。

しかし、こういったコンプレックスの中でも、特に僕達の意識の奥深くまで入り込み、場合によっては一生解放されることのないのは、実は、親や身内から刻まれるコンプレックスではないでしょうか。

僕達は幼少の頃、価値観や判断基準という思考の免疫や、精神的な強さがまだ形成されていない、生活全ての側面においてかなり依存度が高い状態で、自分にとって一番身近で、安全で、正しいはずの親の言動を、何の疑いもなく受け入れてしまいます。

こうやって、子供は一番大切な人から無条件の愛を受け取る一方で、無意識のうちに心の奥底に深い傷を負ってしまうことにもなります。

勿論、多くの場合、当の親も全く子を傷つけるつもりなどなく、そもそも自らの劣等感を認識していないので、自分が子供にも同じ劣等感を植えつけてしまっているということに、気がつかない。そして子供も、いやその子供が大人になっても、自分が負っている心の傷に気づかないのです。

このようにして、親から子へ、そしてまたその子へと、幸せも不幸も世代連鎖するのです。

そして、それが時には、最愛の人だからこそ、強い怒りや憎しみを感じる対象となってしまうことがあります。

これを悲劇だと言ってしまえばそれまでです。しかし僕は、この親から引き継いだ劣等感こそが、僕の人生に他人とは違った課題・試練を与えてくれ、だから違った思考をし、それによって僕独自の運命・使命・他人に貢献できる才能がそこに生まれたのだと思っています。

スティーブン・R・コヴィー先生も、人生を真の成功へと導く「7つの習慣」の締めくくりとして、このことを「世代を越えて生きる」、「今まで引き継いできた悪い脚本をそのまま次の世代に引き継ぐのではなく、その脚本を乗り越えるのだ」と記しています。

だから僕は宣言する。「コンプレックスが僕を完璧にする」と。

幼い頃に親から引き継いだコンプレックスが原因で、あなたが今どんなに苦しんでいるとしても、確かにあなたにその責任はない。しかしそれを克服し、これからのあなたとあなたの家族の人生を変える責任と権利と自由は、100%「あなた」にある。

セルフ・リーダーシップをとりませんか?

セルフリーダーシップを発揮することこそが、大切な人に対する最高のリーダーシップを発揮することになるのだということに、僕達は気づき始めています。これも時代の流れでしょう。

逆転のリーダーシップです。


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