2008年06月04日

道州制と沖縄

昨日テレビを見ていたら、「道州制」についてのニュースがありました。道州制導入を推進している議員さんらの会が、道州制の区割り案について発表した、という報道でした。

僕も道州制という言葉について、最近やらたと耳にするようになっていたのですが、今やっと、「社会構造の急激な変革が、ほんの数年後に起こるかもしれない。」ということに気づき、真剣に考えようと思った次第です。(というか、良かれ悪かれ、これはほんの数年後に現実のものとなると思います。)

「道州制」という言葉を聴いて、真っ先に僕が感じるのは、実は「不安」だったんです。なぜかというと、道州制が導入されると、現在は全国で47に別れている自治体が、他の自治体と合体して大きな区割りになるので、僕のお国の沖縄県も、九州という大きな区割りの中に吸収されるのではないかと心配していたんです。

沖縄は15世紀より独立国「琉球」として栄えました。それが、1609年、薩摩島津氏の侵略を受け、その後国としての存続は認められたものの、島津氏の支配を受けました。

1868年に日本では明治維新が起こり、それに伴い廃藩置県が各地で実施されるなか、我々琉球も国家ではなく、「沖縄県」と改められました。これが、世に言う「琉球処分」です。

その後も沖縄史は、第二次世界大戦ではアメリカ軍が日本に攻め入る足止めとして犠牲を強いられ、そして敗戦後はアメリカの統治下におかれ、さらには今から約60年前に日本国に復帰・・・・、とまさに激動の150年間を刻んできました。実は現在でも沖縄では、国家として独立する「沖縄独立論」が、少数とはいえ後を絶ちません。

とまあ、政治中心の話をしましたが、それ以外にも沖縄は言葉や文化、生活様式、宗教、経済と独自の発展を遂げてきました。

僕は、そういう独自の歴史・文化を育んできた沖縄が、九州という大きな枠組みの中に吸収され、沖縄という存在が薄くなってしまうのではないかと危惧していたのです。

これは沖縄だけではなく、おそらく地方の人であれば、同じような危機感を持つ人も多いのではないでしょうか。

そんな中、現在出ている道州の区割り案をネットで調べてみたところ(Wikipedia「日本の道州制論議」参照。2008/6/1)、幸いにも沖縄はやはり他の県と一概に一緒にはできないということで、ほぼ全ての案で沖縄は単独の州、または道とされていました。そうすると日本では人口も経済も最小規模の州となります。

それを聞いて、ひとまず沖縄に関してはホッとしているところですが、やはり他の地方でも、県民性や独自性が薄れてしまうというような議論も出てくるのではないかと思っています。逆に、僕が今東京に住んでいて思うのは、首都圏で生まれ育った人間は、なまじ政治も経済も文化も天下のお膝下だけに、あまりピンと来ないかもしれないですね。


・・・ちなみに僕のウルトラCは、東京と沖縄で共同で州を形成する、「東京・沖縄特別区」論です。東京となら、沖縄の独自性も失われず、それどころか芸能など沖縄の良いところはどんどん東京にも出て行くことができ、さらには沖縄の経済的に苦しい事情も助けられる、という魂胆です笑。もちろん、これは半分冗談ですが・・・。

・・・「道州制とリーダーシップ」へ続く



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naoki_lvdr at 23:17 │Comments(0)TrackBack(0)clip!リーダーシップ 

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